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続 タテガミを手に入れる

活きのいいイノシシは案外近くにいるということはわかったものの、山に棒切れ持ってイノシシのタテガミを毟り取って来るというくらいの気合は残念ながら持ち合わせていない。 そこで、害獣駆除で採れた獣の革を鞣し屋さんの山口産業に問い合わせてみたところ、社長から糸島のジビエ肉を取り扱う業者を紹介いただきました。

早速メールでジビエ肉業者に問い合わせると、社長から駆除したイノシシのタテガミを快く分けていただける事となりました。

そしてお譲りいただけたのが、このタテガミ

さて、タテガミは入手したものの、ここで問題なのはどうやって糸先にこのタテガミを絡めるかです。 二十数年前に一度だけ見ただけなので、実際に自分自身で取り付けるのは初めてのことで、正直なお話、正しい付け方は知らない。 最初はチャンと呼ばれる松脂と蜜蝋を混ぜたものをタテガミに絡ませてから糸を固定すればいいはずなのですが、そうは簡単には行かないようで、実際に縫ってみるとすぐにタテガミと糸が剥がれてしまいます。 なんどか試行錯誤してみたもののうまくいかないので、ネットでタテガミと糸の付け方を検索してみましたが、全く見つからないのです。 検索範囲を広げるために、ひきつづき英語で調べてみると古い靴作りの文献が載っているPDFを見つけました。 そこに示されている簡単な図と解説を手がかりに試行錯誤しながら、ようやくタテガミと糸とがうまく取り付けることができました。 取り付けたタテガミで縫ってみると、スチールやテグスの針よりも穴の通りがよく、タテガミの程よい張りとシナリが非常に使いやすいということがわかりました。 特に縫いのピッチの間隔が狭い場合は、むしろスチール針よりも扱い易いということもわかりました。 些細なことではありますが、このような技術や技は継承しないと失われてしまうものなのだと改めて考えさせられました。 ということで最初に村上くんが書いたタテガミの裏話となります。

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