ほぼ毎日着用したレザーエプロンの経年変化【約半年間】
こんにちは。靴職人見習いの村上です。
今回は、製作時に必ず身に付けている『レザーエプロンの経年変化』についてです。下記の写真は、6月に撮影したものです。(完成したてですので汚れもシワもなく綺麗ですね。)
植物タンニン鞣しの革を使用してます。また、ベルト部分はオイルをたっぷり含んだ強度のある革を使用し、手縫いで縫い付けてます。製作してからの変化が楽しみで、着用してみて撮影したのを覚えています。これまでは、整形靴の学校で支給されたデニム生地のエプロンや、キャンプ用のエプロンなどを使用してきました。別にこだわりも無くエプロンを身に付けていましたが、レザーエプロンに変えたところメリットが多く、良かったと思います。例えば、そもそも見た目が良くなり靴職人の雰囲気が生まれたように感じます。さらに製作時にも、さっと手で掃くだけでゴミなどが取り除けます。毎日着用していることもあり、約半年で経年変化も大きく進んだようです。
革の特性として、形状記憶の能力が高いことがあります。そのために、真っ平らな一枚革で製作したエプロンも自分が普段製作している体勢(座った状態で前屈み)に沿ってシワが入り、立体的な形になっています。靴を製作する時には、膝から太ももにかけての上で主に作業をしています、そのため、その部分がだいぶ黒ずんだように変化しています。特に右側が黒ずんで見えますが、これは自分が右利きだからだと思います。逆に左利きの人は左側が黒ずむんだろうと思います。そういえば、左利きの人の方が靴職人に向いているみたいなことを聞いたことがあります。理由としては、左利きの大半の人が両利きになっているみたいでより手先が器用だからとのことでした。
こうして写真で見比べてみると、割といろんなことに気が付くことが今回わかりました。さらに半年後の状態を楽しみに、またブログにしようと思います。
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