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20°Anniversary Shoe horn

創業20周年を記念してオーダーメイドシューズを手掛ける靴職人がお客様に靴を大切に履いていただけるよう、素材、形状、耐久性にこだわり設計された携帯型シューホーンです。

Model:Cozze コツッエ 


掌にちょうど収まるサイズの携帯シューホーン、真鍮無垢のプレートと革のハンドルによって構成されておりシンプルな二枚貝のような形状です。





素材素材には、真鍮無垢のSOLID BRASS C2680Pを使用しました。真鍮は硬度も高く、耐久性に優れているため、デザインプロダクトを作る際にも重宝される素材です。また、真鍮製品は革製品と同様に、使用環境や年月によって、ゆっくりと表面の色が変化します。

真鍮は空気や人の手に触れると、徐々に深みを帯びた色合いになります。黄金色からキャラメル色、ダークブラウン、墨黒へと、長い時間をかけて表情を変えてゆきます。


形状

革巻き型のシューホーンは靴の踵部分への負担は少ないというメリットの反面、その革を巻いた厚みがあることから靴を履く際に足入れしにくいというデメリットがあります。

そこで、シューホーンが靴の踵部分への負担をかけることもなく、足入れもしやすさを両立することを念頭に考えました

そこで通常の金属製のシューホーンよりも20%厚いt=1.2mmの真鍮を採用し、靴に傷がつかないように金属のエッジをかまぼこ状に面取りして、足の滑りを良くするためにプレート面を磨き込みました。またシューホーンの幅はw=40mmに設定して接触面を広くすることで、靴の履き口を傷めることなく、足入れしやすく靴が履きやすいシューホーンとなるように配慮しました。


レザー部分

今回する予定の革は、靴作りに利用されているクオリティーの高い革を使用しております。特に靴の本底で利用されているベンズと呼ばれる固く堅強な革を芯として間に挟むことにより、ハンドルとしての握り部分の硬さを保つようにしています。

牛革は生後半年の仔牛の革 イタリア ILCEA社BOXCALF 、馬革はアメリカHorween社のシェルコードバン、ワニ革は竹斑と珠斑のバランスがもっとも美しいとされるニューギニア産のスモールクロコ・ポロサスを用意いたしました。

耐久性革のパーツ部分には負荷や劣化しにくいように設計していますが、各パーツは分解して組み替えたり、交換したり修理や補修も可能です。また、使用する人がパーツを換装して使い勝手が良いようにカスタマイズすることができます。






携帯性

シュー本本体の全長はわずかl=78mmの携帯性を考慮した形状ですが、厚み=3.2mmの折りたたみ式の革製のハンドルを備えたことで最大150mmに伸ばすことができ、手にしっかり馴染む大きさでご使用いただけます。

薄型のスクリュー式のトチカンには35mmの真鍮製キーリングがついているので、鍵やチャームを取り付けることも可能ですし、キーリングをナスカンやカラビナに換装するなど利用者が使いやすいようにカスタマイズすることを前提としています。




良い靴は修理メンテナンスを施しながら一生履き続けていけるようにと願い、このシューホーンがその手助けになればと考案されました。

そして愛用いただける靴の御伴としてこのシューホーンとしてお使いいただければと考えております。



リングなしのtype0は限定数量ではありますが、この期間内にご注文いただきました方や、納品、仮縫いで来られた方にお配りしております。




リング付きType1は準備でき次第販売を開始いたします。


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