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続・靴のサイズについて

さて、なんどもこのブログでは述べてきた思うのですが、改めて現在の紳士靴のサイズ表記について説明しておきます。

旧陸軍のサイズピッチと比較してみると、JISのサイズ展開は1.5cmから0.5cmピッチに細かくなっています。

また国別で見ると、靴には様々なサイズ表記があり、一般的に以下のようなサイズ換算表がみられます。

しかし、これらのサイズ表記をセンチメートルでのピッチ換算にすると次のようになります。

イギリス UK SIZE ハーフごとに4.230mmピッチ

ユーロ  EURO SIZE ハーフごとに3.335mmピッチ 日 本   JIS   SIZE 5.0 mmピッチ つまり、枠状で換算というよりは、以下のような帯状での換算表のほうが正確にサイズを知ることができます。 よって JIS26.0cm=EURO 41 = UK71/2という枠組みは必ずしも正確に対応しているわけではないのです。 特に大きなサイズや、小さなサイズはサイズがズレるので、注意して欲しいところです。

また、メーカーによっても表記のあり方は様々で、クロケットはUK71/2でベストなフィッティングでもガジアーノではUK8でなければ足入れができないということもあります。 さらに、履き口が広く柔らかいスエードの靴の場合は逆に普段の靴のサイズを下げたほうが良いケースがもあるのです。

また、グッドイヤーウェルトの靴は履き込んで、中底が窪みなじむことを前提にタイトな靴を進められることもよくあります。 こう考えると、自分の足に合った適切なサイズを探すことは非常に大変なことなのかもしれません。

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