SERVICE SHOES
随分と前にBryceland’sのEthanから預かったヴィンテージの靴を返却するのでその靴の記録を文章に残します。
おそらく、この靴は第二次世界大戦中に作られたアメリカ海軍のサービスシューズ(官給品)DEADSTOCK US NAVY ではないかと思われる。
靴のライニングにはSTONE &-TARLOW CO.INCが刻印されており、マサチューセッツ州にかって存在していた工場
サイズはUS101/2なので、日本サイズに換算すればおおよそ28.5cmというところにあたる。なお、この表記にはFと書いてあるのだがこれがWidhかどうかは不明。
通常であれば幅のことを指しており、XN(エクストラナロー)、N(ナロー)、R(レギュラー)、W(ワイド)、XW(エクストラワイド)とあるのだが、Fというのはよくわからない。
製法はグッドイヤーウェルテッドで、革はホースハイドではないかと思われる。
トップリフトのゴムは馬の頭にNONE SUCHというロゴが見られる、古いものではあるがゴムの劣化は殆どない。
最後の行にDEC 301944と記載されているが、これは製造年月日であろう。 つまり大戦末期の年の暮れ1944年12月30日ということになる。 以前調べた際に、きっちりメモしていなかったので情報ソースが不明であるが、USNAVYの靴のサイズはUSサイズでUS7から13ハーフまであり、幅は4種から選ぶことができたとはず、(非常にうろ覚えなので、間違いがあれば訂正)
なお、旧日本軍の靴は10.3文(24cm)・10.7文(25.5cm)・11文(27cm)・12文(28.5cm)の4種類のみらしい、もちろん幅は選べない。(これもソースを忘れてしまっているので、詳しい情報があれば教えていただければ訂正する予定)
海軍は今の大塚製靴がグッドイヤーウェルトで製造し、陸軍は日本製靴(いまでいうリーガル)が製造、鮫革の靴もあったと本で読んだ
以上が覚書みたいなメモ
Comments